きらりと、儚く

忘れないよずっと

薮くん

 

カメラに抜かれモニターに薮くんの顔がアップで映ったとき、彼の目には涙が溜まっていた。そしてひたすら真っ直ぐ前を見つめていた。何を思っていたのかは本人にしか分からない。Jrとして最後のコンサート。周りには戦友たち。

けどまるで覚悟を決めたような凛とした表情で。涙は一滴も落とさなかった。

Ya-Ya-Yahの時から薮くんをずっと応援してた方が言っていた言葉が忘れられない。

 

そして、10周年を迎えたツアーの最終日に「Hey!Say!JUMPになると選んだことは間違いじゃなかった」と言ってくれたこと。

 

私には想像できない10年が詰まってる気がした。

 

上手く言えないけど、JUMPに薮くんと光くんがいることってやばいのかもしれないって思った。やばいでまとめられるようなものじゃないけど、ただただものすごいことのように感じる。当時をリアルタイムで応援できていたわけじゃないし、詳しいこともあまり知らない。雰囲気や想像でしかないけど、それでもすごいことだけは伝わった。

 

何を思って、あのままデビューさせず新しいグループを作ったのかはジャニーさんにしか分からないけど、もし薮くんがあの日JUMPになることを選ばなかったら、もしかしたらもう誰一人いないのかもしれないと思うと不思議な気持ちになる。

自分だけじゃなく他のJr.や仲間の人生の選択を迫られて、JUMPになることを選んだ薮くんはとてもつらかったと思う。裏切ってしまったと感じたと思う。

 

JUMPが始まった日から、それぞれはそれぞれの道を歩み始めて、JUMPはたくさんのことを経験して、そして去年10周年を迎えた。

 

薮くんの居場所はJUMPの10年間とファンが作ったんだと思う。「ファンのためにかっこよくなりたいと思う」「数あるグループの中でJUMPを選んでくれたこと、そして僕を好きになってくれたこと」コンサートで度々言った言葉。これを聞いて、薮くんにとってファンの存在は大きいものであることを感じたし、ファンである意味を与えられた気がした。すごく嬉しかった。

 

たとえ表に見えるようなものでなかったとしても、きっと人一倍の責任を感じて生きてきた人。今どんな毎日を過ごしていますか。

 

歌が上手くて、びっくりするくらい顔が小さくて、笑うと目が細くなって。ダンスがキレキレで。繊細な歌詞を書いて、料理ができなくて、知識は豊富で余談の薮と言われるのに実は結構ポンコツ。でもメンバーの変化に気づいて、相談にのってあげる。なかなか人気が出なかった何年もの間JUMPを支えられたのは薮くんだからこそだと思うし、責任も悩みも尽きなかったかもしれないけど、薮くんが最年長でよかった。

 

いつもファンのことを見ていてくれてありがとう。

薮ちゃんと呼ばれるJUMPの最年長を思うと笑顔ばかり浮かびます。

薮くんの笑顔でこれからもたくさんの人を幸せにしてあげてください。

 

薮くんの今が幸せでありますように。

薮くんの今までが、ちゃんと薮くんの元へ届いていますように。

28歳の誕生日おめでとうございます。

大好きです。 

 

 

2018.1.31