きらりと、儚く

忘れないよずっと

9人は確かにそこにいた。《 Hey! Say! JUMP LIVE TOUR 2016 DEAR. 》

 

当落が発表されて全滅だと知りました。「7月9日、城ホの一般がんばってみよう」それを希望に過ごして、でも繋がりませんでした。「まだあと8月7日が残ってるよ」それも繋がらず。毎回泣くのもだんだん疲れてきて、一喜一憂してる自分がばかばかしくなってきて。でも、その中で目にしたのが、金メダル男の先行上演会。名古屋で行われることが嬉しくて。これは、ファンクラブとか関係ないので、母の知り合いでチケットぴあの会員の人に手伝ってもらったりして4口応募することができました。確率を少しでもアップさせるために、全て1枚の申し込みにしました。でもそれも、送られてきたメールは〝落選〟です。「本当の本当に最後。制作開放席に期待しよう」それを希望に頑張って過ごしました。そのメールが届いたのは10月28日で、私が確認したのは5時間目の授業が始まる直前でした。制作開放席のメールは送られるところから抽選で、だからまずメールが届いたことが本当に嬉しくてそれからの授業は集中できないくらいドキドキしていました。翌日、申し込みが始まってすぐに申し込み。結果は4日後。「今日の授業を頑張れば当落。制作開放席だから、当たる確率は十分にあるはず」。私の頭の中には今までで一番濃い〝当選〟の文字がありました。みなさんには内緒にして、いきなり明日行けます!なんて言ったらびっくりするんだろうな、喜んでくれるかな、なんて想像して。メールが届くのを待って勉強を早めに済ませてTwitterを覗くと、すでに結果が出てるようでした。でも、自分のもとにはメールはまだ届いていない。嫌な予感しかしなかったけれど、少しの希望を持って当落を確認しにいきました。案の定、一番に目に入ったのは〝落選〟の文字でした。

そして、当落が発表された6月27日から 僅かな希望を持ち続けて闘った私のDEAR.が終わりました。

 

こんなにも泣いたのは初めてでした。ご飯を食べながら、お母さんと愚痴を言い合いながら泣きまくりました。

 

そんな中、唯一私を受け入れてくれたのはそし誰でした。日本で50人しか手に入れることのできないもの。ただのノートですが、それでも初めて見た〝当選〟という文字は、本当に信じられなくて。嬉しかった。

 

きっと来年は当たるよと言われても、今年のツアーは今年しか見れなくて、もうもしかしたらアリーナツアーなんて無くなるかもしれないのに、そう思うとどんどん自分の感情が嫌な方向に向いていってるのも分かりました。一瞬だけど、たくさんの人が嫌いになりました。ただの嫉妬で、一緒に応援しているファンさえも嫌になってる自分がみっともなくて嫌でした。応援の仕方は人それぞれ。正解も不正解もない。多ステや全ステがだめなんて決まりはどこにもない。でも、落選し続けた私はどうしてもそれが許せなかった。どうして、落ちる人はとことん落ちるのに、そうやって何回も行ける人がいるのか。こっちは少ない公演に賭けてるのに。自分勝手すぎる感情を持ったまま、約4ヶ月が経ちツアーが終わりました。思うことはたくさんありますが、ここでは何も言いません。学生の私が言っても偉そうと思われるだけです。一人で言っても何の説得力もありません。ファンは同じ人を応援する集団です。時にはみんなで力を合わせて応援を形にします。でも、コンサートとなればファンは全員ライバルです。運があれば勝て、無い者は負けるだけです。

 

初めてこんなにも好きになった人が、ジャニーズでなかったらもう少し楽しかったかもしれない。でも好きになっちゃったんだからしょうがない。

来年、10周年のコンサートはもちろん勝負します。でも、もう当たる自信なんてまったくありません。当落が怖すぎてトラウマです。 来年も落とされ続けたら、これ以上JUMPについていける自信もありません。「ついていけなくなったら、離れるだけ」、そしてJUMPときっとさよならをする日がきます。

 

当選しないならいちいち期待させてほしくなかった。当選しないなら、あんなメール送ってこないでください。たくさん流れてくるレポ。正直なところ、ほとんど読みませんでした。毎回期待させて、落とされて。楽しくて幸せなのと同じくらい、疲れました。ゆるく軽く、そう思わないときっと来年も同じように落ち込む。JUMPに近づきたくて過ごした今年だったけど、やっぱり少し距離をおきたい。学校とJUMPで成り立ってる毎日に、少しだけ何も考えない時間がほしくなりました。

 

 

 7月28日〜11月3日。オーラスが名古屋で本当に嬉しかった。でも、そこに行きたいなんて我儘だったね。名古屋公演、4公演は少ないよ。せめて土日にしてほしかった。どうして、片方を平日にしちゃうの。貴重な2日間の片方をどうして。どっちも休日だったら、その分倍率は上がったかもしれないけど、でももっと行ける人も増えたんじゃないですか。

 

山田くんの考えたコンサートが見たかった。なによりJUMPを見たかった。JUMPの存在を実感したかった。まだJUMPの存在は想像でしかないから、名古屋にいてもローカルテレビで薮くんといのちゃんが笑っていても「近くにいるんだ」なんて分らなかった。実感できなかった。

 

 

グッズ参戦。

若い子が本当に多くてびっくりしました。小学生もたくさんいました。Twitterで人気になってる顔真似さんもいました。グッズ列は長かったけど、思ったより速く進みました。

帰り道、車に乗って、しばらくしてガイシを探しました。見つかりませんでした。もう、ガイシがどこにあるか分からなくなっていて。芸能人を好きになるってそういうもん。会えるのは一瞬で、離れたらもうどこにいるかなんて分からない。さっきまで、あんなに近くにいたのに距離が遠くなるのは一瞬で切なくなりました。

グッズ参戦でも余韻が抜けないよ。耳を澄ませて聴いた音漏れの声でさえ忘れられないの。まったく実感なんてわかなかったけど、分厚い壁を挟んで目の前にJUMPがいるのは確かだった。テレビでしか見たことのない人がすぐ近くにいるのは確かだった。

 

真剣SUNSHINEからEveまで音漏れを聴きました。耳を澄ませても風が強すぎて音が聴こえなくて。でも、その時 真剣SUNSHINEを歌い始めるJUMPの声がはっきりと聴こえました。その時の幸せとドキドキは言葉にならないくらいで。ただはしゃいでお母さんの腕をバンバン叩いて、2人で耳を澄まして9人の声を聴きました。ちゃんと、はっきりとJUMPの声が聴こえました。ファンタも聴けました。いのやま、やぶひか、ありちね、とりんとりん。声が聴こえました。真剣SUNSHINE、ファンタ、My girlは本当によく聴こえました。ずっと聴きたかった「僕だけを見て」しっかり聴こえました。全体を通しても、だいちゃんと山田くんの声がたくさん聴こえました。私が小さいころから、キラキラなイメージしかない山田涼介は本当にいるんだ。今すぐ近くにいるんだと、少し混乱しました。僕とけいと、ChikuTaku。Eveの髙木くんのソロは鳥肌がたちました。聴こえました。ちゃんとこの耳で聴きました。全員の声を聴きました。ソロも、重なった声も全部全部聴こえました。この耳でしっかり聴きました。

好きになって初めてのコンサートは音漏れでした。たったの6曲だけど、とても貴重でした。

本当に幸せでした。

 

 

ここにはJUMPがいる。

目に見えないだけで、ここにはJUMPと笑顔のファンが映ってる。
ちゃんと会えてる。

みんなの声も本物。

ちゃんと聴こえてる。

 

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音漏れを聴いた場所。換気扇か何かで、上の方から音が少し漏れていました。

 

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グッズは、タオルとパンフレットとバッグ。バッグはお母さんがプレゼントしてくれました。

 

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Hey! Say! JUMP LIVE TOUR 2016 DEAR.

2016.7.28 〜 11.3 全35公演

 

いざ、ツアーが終わると達成感があって嬉しくて寂しい。今年のツアーが終わった。山田くんのつくったDEAR.が終わった。 

 

忙しい中で今の9人を見せてくれてありがとう。
約4ヶ月お疲れさま。

 

もう今年は君には会えない。
今年はもう新しい君を手に入れることもない。

まだまだ終わったわけじゃないけど、今年は本当に初めてがたくさんで濃い年だった。最高で最悪な年だった。

来年は会えるかな。
考えるだけで、怖くて泣きそうだよ。

 

今日は台風みたいに風が強くて寒くて、
まわりのみんながすごく幸せそうに見えて寂しくて。
でも楽しかった。

本当に幸せだった。

ありがとう。

 

 

さよなら、2016年のJUMP。