きらりと、儚く

忘れないよずっと

やさしいうたごえ

私がJUMPに対して持つ、いちばんのイメージは「やさしい」である。

初めてHey!Say!JUMPの曲をしっかり聴いたときは、当時私が知っていたジャニーズのなかでは圧倒的に声が高くて、それに衝撃を受けたんだけど。あと、結構歌上手いグループなんだなってなんか色々と素直に驚いた記憶がある。

全体的に声の線が細い気がして、でもしっかりと声量はあるし、なにしろ音程の安定さが尋常じゃない。JUMPの生歌はしばしば生歌だと気付かれないから。音程が常に安定しすぎてるがゆえに口パクだと勘違いされて叩かれることもあったり。気付いてもらえないのは悔しいけど、視聴者を騙せるくらいの歌唱力なことに内心エッヘンって思っちゃったりしてる。

ちょっと話が逸れたけどこの「線の細さ」が、「やさしい」を生み出してると私は思う。いちばん分かりやすいのは大ちゃんかな。大ちゃんの声ってちょっとハスキーでめちゃくちゃ繊細な声をしてませんか。細くて触れたら消えてしまいそうな儚さで、でも一度聞いたら好きにならずにはいられないし、ふと泣けてくるときがある。なぜだか分からないけどふと泣けてくる、それが歌声のやさしさだと思うのです。歌声がこころのどこかに届いて、何か感情が動かされたということだと思うから。

 

いのちゃんはどうかなと考えたとき、正直私が初めていのちゃんの声を聴いて「上手い」という感情がいちばんには湧きませんでした。他のファンの方を見ていると、いのちゃんの歌声には「落ち着く」っていう感想がすっごくたくさんあった。それがなんか、附に落ちたんですよね。私が感じたいのちゃんの声のやさしさは「落ち着く」ことにあったのか、と。いのちゃんも大ちゃんと同じで分かりやすい線の細さ。力強さには少し欠けるけど、包み込むような甘さとやさしさがそこにはいっぱい詰まってる。だから、ダイレクトにこころにくる瞬間があって「ふと泣けてくる」んだ。

 

ここからは今パッと浮かんだ、《わたしの思う伊野尾慧のやさしい歌声集》です。パチパチ

 

  • ときめきは嘘じゃない

この記事を書こうと思ったきっかけの曲。クランメリアで話題の、I am/Muah Muahのカップリングを聴いたときもちろんクランメリアは度肝を抜かれたけど、この曲でもかなり胸を打たれた。

ときめきは嘘じゃないの「未来はわからないけど」の声が好きすぎて地団駄踏みそうになる( ; ; )間違った日本語だけど地団駄って表現がいちばんしっくりくる、ほんとに好き!!!

なんて勝手に盛り上がってたし、この曲を聴いたときはリアルで足を床にドンドンした。好きすぎてイライラしてくるくらいダイレクトにきました。

言葉で表現したいけど難しい。

あとは、いのちゃん→大ちゃんの「踊ってよ君らしく」は言うまでもなく素晴らしいし、「夢見て 夢見て 夢見て」のハモリ。いのちゃんハモリのイメージあんまりなかったから、くあ〜!ってなったよ…すごく良かった。もともと声高いから無理なくハモってる感じが本当に素敵。ゆずの岩沢くんの部類だよね。(?)だから、いのちゃんの声はハモリに適してるのかななんて、ちょっと発見した気持ちになった。

 

この曲は最初から最後まで何もかもが優しくて、無条件に自分を肯定してくれているのが聴いていて本当に元気が出てくる。JUMPのやさしい声とやさしい曲は最高にマッチしてたよ。曲自体も今までに並べたいのちゃんの声も、すべてにおいてやさしくて大好きな曲。

 

  • 秋、晴れ。僕に風が吹いた。

名曲。いのありっていう、やさしいうたごえに弱い私にとっては好きになる他ない。

特にいのちゃんのパートでここが好き!というよりは、いのちゃんの歌い方がこの曲の雰囲気にとても合っていて好き。「どこか影があって、今は弱いかもしれないけど強くなりたい」っていう主人公が浮かんできて、冒頭の台詞が選ばれた理由もなんとなく分かるなあと。この今は弱い、微かな感じがぽいなって感じます。

そして、

まだゆずれない僕だけの思いは
今もこの胸焦がしてる

落ちサビのいのあり。いつもは力強さよりやさしさが勝ってしまういのちゃんの声が、大ちゃんと一緒に歌うことで力強さが増してる。なんかここは、普通に泣けちゃう。いのあり〜( ; ; )ってなるし、主人公の心情が変わったんだろうなって感じる瞬間。

 

  • Eternal

この大きな扉を今開けたなら どんな明日が僕らを待つのだろう
強くなれる そう思うんだ 君とならば

この掛け合い…!!!ここで不思議なのはさっきと一転して、このパートではいのちゃんの方が声に力強さがあるように感じること。あと、いのちゃんは言葉ひとつ一つをハッキリと歌う人だと思っているので、それが結構表れてる曲なのかなとも思う。特徴的な声はそのままなんだけど、伊野尾革命真っ只中の2016年「DEAR.」に収録されている曲であることも含め、なんか感慨深くて昔とは何か違うことを感じさせられる気がする。セトリ入りしなかったのは本当に残念だったけど、これはまさに「ふと泣けてくる」曲。

 

・・・あれ、もしかして ただのいのあり好き?

 

  • ヨワムシ★シューター

実はこの曲、私がJUMPのやさしいうたごえに惹かれた原点の曲。高校受験生の時に聴いていて、トゲトゲしてた自分のこころにヨワムシ★シューターがめちゃくちゃ響いて、優しすぎて泣いた(笑)だから、この曲は本当に忘れられないというか、様々な曲でJUMPの声のやさしさを感じるのと同時にいつも思い出す曲です。久しぶりに聴いたら相変わらずやさしくて、なんかもう言葉にならない。好きすぎる。

 

  • Love Equation

やさしいのはもちろんなんですけど、それ抜きでもこの曲大好きなんですよね…!PARADEを聴いていて、世界観がさすが13年目という感じで本当に圧倒される中、後半に突如現れためちゃくちゃ可愛い曲!これ!JUMPといえばひとつはほしいめちゃかわソング!こういう可愛い曲が入っていたのが素直に嬉しかったし、やっぱり何歳になっても似合うなって思った。作詞作曲を担当されている草川瞬さんという方が、キンプリの曲をいくつか手掛けていたのを知って納得。メロディを聴くだけでテンションあがっちゃうし、そこに大好きなJUMPの歌声が加わったらもう完璧。めちゃくちゃ単純に、今日もがんばるぞー!って思えちゃう。

君のことばかり 苦しい筈なのに

いのひかたまらん!!!なんでしょう。声質的にはそこまで似てないはずなのに、この親和性…

振り向かせたい 一人占めしたい

好きすぎる!!!これも地団駄案件。声だけだし、なんならセトリ入りすらしてないのに歌ってる表情が浮かぶ。いつもみたいに少し目を細めて口をちょっと尖らせて歌ってるでしょ。見えてるぞ!めちゃくちゃ好きなのに全然上手い言葉が浮かばない。なんだろうな…言葉に力を入れるリズムが一定なのがまず聴いていて心地良くて、このパートへの好きは「未来はわからないけど」への好きと同じな気がする。本当にむずむずするかんじ。上手く感情を言葉にできなくて、結局最終的には、すき!!!!!!ってなる。

 

ちょっとキリがない気がしてきたので、ここからは曲とパートをズラーっと紹介していきます。もしお時間があれば是非イヤホン片手に見ていってください!

 

  • パレードが始まる

彩るイルミネーションでイマジネーション
膨らむ気持ちが踊った
キミに夢中 上げてよボリューム
心の扉を開けて

  • パレードは終わらない -Life is an Adventure-

照りつける太陽を背に歩き出せば
幾千の星と月に 抱かれて眠る
出会いを夢見て

  • Funky Time

そこに君がいるから

  • From.

ちょっとツイてない雨の日も 君の手にかかれば水遊び

  • We Believe

繋がれた両手に優しさと 信じ抜ける力を

もうコドモじゃない

 

好きなソロパートではなく、あくまでも《わたしの思う伊野尾慧のやさしい歌声集》ですが、こんな感じでしょうか…!私は、どの歌手に対しても、高音を無理なく綺麗に歌える人が好きなので(声だけでいえば、ジャニーズWESTの神山くんやAAAの末吉さんが好きです。なにわ男子の大橋くんが好きになったのもハイトーンボイスに堕ちて、です)いのちゃんはパートによってはかなりドンピシャで好き!ってなることも多いな〜と思います。

 

このブログの最初に戻ると「〜である」なんて言っちゃってるのに、後半にいくに従ってビックリマークが増えてるのテンションの上がり方が分かりやすすぎる…やっぱり音楽は楽しい。

 

JUMPといのちゃんの、やさしいこえが本当に好き。これからもたくさん好きなこえを見つけていきたいな。

 

あとは、あれですね。いのあり好きなんだなって改めて思いました。いのやまユニットが生で見られなかったのはちょっと根に持つ()けど、いつか、いのありユニットも是非見たい。大ちゃんのお洒落な世界観で2人のうたごえに浸れたらもう私溶けて消えてるかもしれない。

コンサートが終わって隣に水溜りができていたら、たぶん私なのでよろしくお願いします。