随分遅くなってしまいましたが、いつかまとめておきたいと思っていた10000字インタビューの第2弾を、今年 それぞれの誕生日に添えていきたいと思います。
一発目は薮くん。
BESTのメンバーが30歳になることでわちゃわちゃとしていたら、いつのまにかもう30歳を終えたメンバーがいて少し驚いています。
薮くんの歌声は綺麗で澄んでいて、コンサートで聴くといつも涙が出そうになる。
あとは、薮くんは顔が小さすぎ。近くに来た時はいつも、かおちっちゃ!って言っちゃう。聞こえてる?
物知りで歴史の知識がすごくて。
薮くんといえば笑顔!
薮くんといえば光くん!
薮くんと話すやまだくんは、時々 少年のようにかわいい笑顔をする。
JUMPでは一番ジャニーズ歴の長いいのやぶ。2人の同級生・仲間っていう雰囲気がすごく好きだ。
こうた、ゆうりって呼び合う2人。
髙木くんの殻を破った薮くん。
圭人が留学を延長した時、きちんとブログを更新してくれたメンバーの一人。
裕翔と薮くんはどこか同じ匂いがする。
リーダーは決めていないのがJUMPだけど、実は、薮くんと大ちゃんが影のリーダーなのかなあと感じる時がある。
最年長でありJUMPの長男ポジションを担う薮くんは、Jr.時代は末っ子キャラでした。
同世代より少し上の、とっつー(戸塚祥太)とか北山(宏光)とか、そういう人といっしょにいることで、自分を保っていたような気がする。改めて思えば、こわれないようにバランスをとっていたのかもね。
Hey!Say!JUMPとしてデビューすることを決め、環境の変化は大きかったと思いますが、グループ以外に居場所があったことで薮くんはきっと無意識に自分を保って、頑張っていたんだろうなと思いました。
JUMPのメンバーはそれぞれ薮くんに対してこう話しています。
- 大ちゃん
デビュー当時は、どうしても先輩って目で見てた部分があって。でも今はそんなことなくて、すごくイジリやすいというか。思ったことを言えるというか。なんでもやさしく受け止めてくれるお兄ちゃんって感覚。
薮くんと知念くんがいっしょに食べているところにいつも混ざる感じ、と話す大ちゃんはこんなふうにも語っています。
この3人だとなぜかマジメな話も自然とできる。恥ずかしいけど、ダメ出しし合ったり。〝俺、最近どう?悪いとこある?〟とか。そういうことも言い合える。
- 髙木くん
自分のことだけじゃない、メンバー、グループのことだけでもない。ファンのこと、事務所のこと、薮くんの意見は、いろんなことを考えた上での意見だってのを感じて。〝この人、すごいJUMPのこと大切にしてる〟って思った。
- 知念くん
兄弟って感じですかねえ。甘えちゃうっていうか。昔から、そうなんですね。ふたりでいるときは。
あと、ちょっと前まで、僕とか圭人が八乙女さんに言いづらいことを、まず薮に相談してたりもしましたね。
- 裕翔
僕にとっては、ずっとお兄ちゃんのような存在。僕が悩んでたりすると、あの屈託のないクシャっとした笑顔で笑いかけてくれるんですよね。
- 圭人
やさしいし、マジメですし、頭もいい。なんだろう、本当に自分が薮くんや光くんの立場だったら、僕に同じように接することができたのかなって思います。たぶん、ふたりのようにはできなかったから。
特に薮くんはグループの最年長で、いろんな想いもあっただろうし、もっとワガママにふるまっても許される立場にいたはずなのに、現場では誰よりもグループの雰囲気をなごませるようにふるまってた。メンバーの気分だったり、表情の変化にいちばん最初に気づける人なのかなって思ってますね。
- 山田くん
薮ちゃんは変わんないですね、昔から。昔っからJUMPを引っ張ってくれてんなって。いちばんツラかったんじゃないかな。
今、ようやくみんなが少しずつ成長して、やっとその足かせがはずれたというか、ようやく自由にやっている感じがします。
薮くんは本当に信頼が厚い人なんだなと思いました。良き相談相手だったり、悩んでいるメンバーにも気付いて接したり。薮くん自身がつらかったこと、もちろんあった思いますが、そういう部分を見せずに、最年長としてグループやメンバーを支え続けてきた姿がとてもかっこいいです。
光くんといのちゃんは、特に薮くんと深い関係があると思っていますが、薮くんのことに対してさらりと語る姿は、らしいなと。「俺ん中で薮って本当にすごい人間だから」「次に起こるのは薮革命」と話す光くんにはグッときました。
そして、薮くんを知る上で切っても切り離せないものがYa-Ya-yahの存在です。
もちろん、JUMPのメンバーになって、忘れよう、忘れなきゃいけないって思ってた時期もいっぱいあって。
しかし、JUMPの曲で薮くんと光くんが踊るパートがある際に「Ya-Ya-yahのふたりじゃん!」「やぶひか、やぶひか」というファンの声を聞いたり、当時バックで踊っていた後輩が未だにYa-Ya-yahの振り付けを覚えている姿を見て、気持ちに変化がありました。
俺や光の中にだけじゃない。いろんな人の心の中にもYa-Ya-yahというグループは今も存在してるんだなって。
たしかに今はJUMPの薮宏太だけど、過去をナシにするのはおかしいよね。Ya-Ya-yahというグループの一員だったことは、薮宏太という人間を形成する上で、欠かすことのできない要素なんだって、今は思うよ。
後輩として、Ya-Ya-yahの活動を見ていた裕翔はこんな想いも話しています。
デビューするに当たって手放さなければいけなかったものも、薮くんや光くんはあったはずで。そんな薮くんが今、あのクシャっとした笑顔を見せてくれるのは、本当にうれしい。
髙木くんが、ごくせんのメンバーだけで遊んでいるところに面識もない薮くんも来たことは有名な話だと思います。髙木くんから見て、違う世界の人のような、ザ・ジャニーズの薮くんが来たことを当時は「ウザかった」と感じていましたが、その行動は髙木くんにとって とても大きなものでした。
俺は握った手を乱暴に振りほどこうとしたのに、いちばんジャニーズっぽかった薮が、その手をつかんで離さなかった。だから、今も俺はここにいる。
俺は今日まで2度メンバーに救われたと思ってて。最初に助けてくれたのが薮だよ。
私は、Jr.時代を実際に見ることができていないので、Ya-Ya-yahがどんな存在だったのか、Hey!Say!JUMPがどのようにしてここまで来たのかは、過去の映像や言葉からしか知ることができません。それでも、やぶひかがいるグループであること、末っ子キャラだった薮くんがグループを支え今日も変わらずそこにいてくれることは、とても尊いものであるように感じます。
僕はずっと、誰かの唯一無二でありたいって想いがあって。それは誰に対しても。ファンに対してはもちろんだし、メンバーひとりひとりに対しても、絶対にいなきゃいけない存在になりたいって思ってる。
〝これに関しては薮じゃないと〟って思われたいって、デビューしてからずっと、ジャニーズに入ってから、ずっと積み重ねてきた気がする。
2017年、そんなことを語った薮くんは今、大好きなサッカーで番組MCをしています。まさに、これに関しては薮くんじゃないと、ですよね!
クシャッとした笑顔の裏には、冷静さとグループを俯瞰して見る力、気遣いや優しさ、明るさ、強さ、プライド、向上心、たくさんのものが隠されているんだなと感じました。
カメラに抜かれモニターに薮くんの顔がアップで映ったとき、彼の目には涙が溜まっていた。そしてひたすら真っ直ぐ前を見つめていた。何を思っていたのかは本人にしか分からない。Jrとして最後のコンサート。周りには戦友たち。
けどまるで覚悟を決めたような凛とした表情で。涙は一滴も落とさなかった。
17歳の薮くんに課せられた、他人の人生を決める大きな決断。Hey!Say!JUMPとしてデビューしてくれて、ありがとう。
最後に、薮くんにとってJUMPとは。
誰が転んでも全員の問題。誰が成功しても全員の成功。だから、運命共同体かな。でも、9人が寄りかかるんじゃなくて、支え合う関係でいたい。メンバーひとりひとりが、誰かのかけがえのない存在になっていたいから。
メンバーに、俺にとってかけがえのない大切な人たちに出会わせてくれてありがとう。
私にとって薮くんは、一番長い時間をかけて好きになったひと。
色んな曲を聴いて、色んな映像を見て、好きになったひと。
そして、今の私は 当時悩んでいたことが嘘のように薮くんのことが大好きです。
薮くんにしかできないこと、これからもたくさん見つかっていきますように!
薮宏太くん、31歳のお誕生日おめでとう。