きらりと、儚く

忘れないよずっと

光で透ける闇の向こうへ

大学生になって初めての春休みがきた。

最後の試験が終わって、門から出るとき友人と「次 来るときは桜が咲いてるんだね」なんて話しながら桜の木を見上げた。

 

まだ鮮明に覚えてる。

この1年、考えない日なんてなかった。

10年近く想い続けていたものを、たった1年で忘れるなんて最初から無理なのは分かっていたからそこに悩みはない。卒業する頃には受け止めて前を向けていれば十分かな、と。

試験を受けた席から見た景色も、直前まで聴いていた曲も、ブログに綴った日のことも、その日はとても晴れていたことも、全部まだはっきりと覚えてる。

試験を終えて、やっぱり簡単だったな〜もうこれでおしまいだねとさよならを告げた学校に、今通っているのは笑い話。けど良い学校だった。正直楽しい。あとはもう少し偏差値が上がってくれればなという思いだけ。笑

 

大学生から授業でピアノを始めて、ど素人の自分が今はバイエルの終わりが見えているし、童謡を弾きながら歌ってもいる。この一年めちゃくちゃ頑張ったと胸を張って言えるのはこれだと思う。1週間で3.4曲課題を出されたり、なかなかにキツい口調で言われたり(そりゃプロがど素人に教えるなんて分かり合えないに決まってる笑)して、まあまあスパルタだったけど結果オーライ。自信がついた。

 

あとはやっぱり滑り止めだったから、自分が上の立ち位置にいられるのが気持ち的にすごく楽。浪人はしないけど、大学のレベルに慣れちゃだめというのは自分との約束だから、それなりに頑張ってはいます。けど、いろいろな場面で自分より上の人に出会うこともあって、それは悔しい気持ちしか湧かないから、頑張るだけ。

 

もう涙は出ないけど、戻りたいと思う瞬間は何度もあった。

5月ごろに入試結果を郵送してもらって、紙を開いた時は本当に本当に本当に悔しくて号泣した。ああほんとに1点で人生変わるんだなって思った。まさか自分が当事者になるなんて思ってもみなかった。前期はあと10点くらい足りなくて。後期は1点足りなかった。厳密に言えば、小数点の世界だった。私は後期の合格者最低点と同じ点数だった。きっとセンターで負けた。

 

第一志望に落ちたとき、人生で初めて挫折して絶望した。その時は、明るい未来が見えなかったし、この職業が向いていないのかもと思った。もともと自己肯定感が低いうえに、さらに追い討ちをかけられもうもはや自信はマイナスにいってた。某正月番組と一緒。映る価値なし。生きる価値なしとさえ思った。

けど、この結果を見たとき言葉にできないほどの悔しさと同時に、自分の二次試験の強さも感じた。私はセンターでボーダーを下回っていた。けど、前期の二次では75%をとっていたし、後期でも72%をとっていた。後期は面接のみである。しかも後期なんてボーダーの10%くらい下回ってた。本当にやり切りたいという思いだけで出願した。うまくできた自覚なんてない。緊張で何を話したかも覚えていない。嬉しかった。センターの運はなくても、大学は認めてくれた気がして、ただただ嬉しかった。文字を打ってる今でも涙が出てくる。

 

長くなったけど、こんな1年だった。

友人は大学一年生は変化の大きい1年だったと言っていたけど、私も、とは言えなかった。

私は変化できたんだろうか。

私の気持ちはまだ浪人生の方が近い気がする。

正直まだ諦めきれてない。4年後があるじゃんって思ってたりもする。

 

 

こんな気持ちと過ごした1年だったけど、JUMPと過ごす毎日はやっぱりとっても楽しかった。

私は10周年のときに「頑張ることをありがとう」という記事を書いたけど、その気持ちは1ミリも変わっていない。JUMPを応援することは、癒しだったりストレス発散だったりもちろん様々な理由があるけど、芯になっているのは「彼らを見ることで自分も頑張ろうと思えること」だ。だから私は箱担なんだとも思う。9人が努力をして、それぞれの知名度を上げて吸収したものをグループに還元して新しい景色をたくさん見せてくれるのがとても好きで、幸せに感じる。自分で言うことではないけど、私は割としぶとい。けど、本当に自分に自信がなくて本番に弱い。努力を結果に出せることも頭の良さなのだと思う。私は意味のある努力がなかなかできない。だから、JUMPを応援していて至るところで出会う“努力が結果に繋がった瞬間”を目の当たりにするたびに自分を顧みる。最近で言えば、記憶屋のエンドロール。映画が終わり、山田涼介の文字が一番始めに出てきたとき。かっこいいと思った。こうやってたくさんの努力を結果に出していることが本当にかっこいいと感じた。

挙げたらキリがないからやめておくけど、私がJUMPに対して想うことは今でもずっと変わらない。

 

 

 

そして、私にとってすごく重く響いた言葉がある。

 

でも、読み進めたいと思うのは、全巻集めたいと思うのは、やっぱり山田くんで、それはやっぱり文庫本じゃなくてハードカバーで揃えたくて、古本屋に売ったりせず手元に置いておきたくて、そんな風に思うのである。

まだ自担に泣ける - 名ばかり担当論 - - 門限の9時

 

自分の気持ちにぴたりと当てはまった気がした。

きっとこれが、私が伊野尾担である理由。

 

 

 

 

はてなブログを始めて今年で5年目になります。

今や、ジャニヲタ=はてブロみたいなところがあるけど当時の私はそんなこと微塵も知らず、このブログを始めました。

ん、まあ運命だったのかなあとも思う。笑

 

 

嵐から始まりJUMPを好きになり、ジュニアの世界にも足を踏み入れた。嵐はおたくという感情とは程遠いただただ特別な人たちだった。ジュニアの世界を知って、初めてデビューを見届ける立場にいることにとてもワクワクしてる。

 

でも、見るたびにHey!Say!JUMPが一番だなとつくづく思う。私にとってJUMPは本当にタイプだったんだと思う。もうきっと私の中で彼らを超えられる人はいない。たとえ、離れたとしてもずっと一番だと思う。

 

 

 

今日も頑張った。

頑張った先にいるのはいつも彼らだ。