夏に彼がいなくなった時、これまで経験したことのない喪失感を感じ、自分でも驚くほどひどく落ち込んだ。
世界が嫌いになりそうだったし、私は割と出来るだけ長生きしたいと思っている人間だったけど、こんな人がいなくなってしまう世界で長生きしたいとは思えないとさえ感じた。
何度も何度も泣いては、空に願った。
物心ついて初めて人の死に立ち会い、氷のように冷たくなった体は、もはやその人ではないような感じがした。人間は魂があってこその「その人」で、魂の抜けた体はただの殻でしかなかった。
今までで一番、生と死を考えた年だったと思う。
こんなことを考えていたからか 今年最後に見た夢は、自担がいなくなった夢だった。つらかった。涙すら出なかった。
目が覚めて、夢だと気づいた時、本当にほっとした。
そして、そんな一年に 重ねるわけではないけれど、大野くんが4人に相談できて、大野くんにとって4人が心の内を話せる人で良かったと思う。
そして、5人が誰よりも嵐を大切に思い、メンバーを大切にする人たちであったからこそ、私たちは今、嵐が一度幕を下ろす瞬間を見届けられている。
今日この日を迎えられたことは、奇跡であり 尊いものだと思う。
同じように大好きな人がいるファンの一人として、嵐が幸せでありますようにと願っています。
たとえ嵐を傷つけようとする人がいても、その何十倍、何百倍と嵐を守りたいと思っている人がいて、悪口なんてちっぽけで、嵐の周りは感謝と愛でいっぱいに見える。
逃げたっていい。一人でどこかへ逃げたっていい。
でも、一人にはさせなかったのが嵐の優しさで、嵐の見せた結果だったのだと思う。
活動休止の文字は、寂しさと同じくらい優しさで溢れている。
私は明日からも、
嵐が生きていることを幸せに思いたい。