私はHey!Say!JUMPが好きだった。優しくておもしろくて、かわいくてかっこよくて、あたたかくてキラキラしたHey!Say!JUMPが。
ただそれだけだと思っていた。
けど、
当時読んだとき分からなかったこの言葉に 今、痛いほど共感してしまう。
どれだけわたしが変わっても、あなたが変わらずに夢を追い続けていてくれることに、その背中に、心の底から安心するんです。
ぷぅのうたを聴くと決まって泣いてしまう。
優しさと、きっと誰かの幸せを願う声に胸がいっぱいになる。笑顔にする、のではなく、「笑顔を守る」と言う歌詞が何ともJUMPらしくて。
年齢も経験値ももう列記とした大人だけど、JUMPの魅せる世界はいつまでもキラキラした夢のようなものだった。
一方で私の生きる世界はどんどん現実味を増して、夢ってなんだろうななんて思ってしまうのに、JUMPはいつまでも変わらず夢を見せてくれた。その世界にのせられた優しさとあたたかさはJUMPにしか表現できない。他の誰でもないHey!Say!JUMPしかダメなんだ。
アイドルってなんて素敵な仕事なんだろうとまで考えた。考えれば考えるほど、JUMPは遠くて触れられるわけない存在なのに、普段はむしろ手が届いてるかのような近さを感じてる。切なさと幸せが混じって訳がわからなくなりそう。
私がいつか何も追いかけられなくなった時、私とJUMPを繋ぐものは私の気持ちしかないと思ってた。
でも違った。
私とJUMPを繋ぐものはやっぱり「音楽」だなと思った。
テレビや動画を見る時間も、SNSの情報を追う余裕も、雑誌を読む気力もなくても、音楽はすっと心に馴染む。
イヤホンをつけて目を閉じれば、大好きな彼らの声で頭のなかはいっぱいになる。
何も考えなくていい。
誰の目も気にしなくていい。
やっぱりJUMPの声が好きだな、JUMPの曲が好きだな、ってそれだけで良い日だってあるんだ。
ここまで大好きになった人たちが、音楽を仕事とする人でなかったら私は今も好きでいることを続けていられないと思う。
私は、JUMPが音楽と関わるグループだったから好きになったんだと思う。
私の気持ちだけじゃない、音楽でも繋がっていられるのなら、私はもうきっと一生JUMPを忘れることはない。
幸せだなって思った。
JUMPの夢を自分のことのように応援した。
JUMPの夢が叶うたびに自分のことのように喜んだ。
はっきり言えば、今までJUMPのファンとして過ごした年月に、私の肩書きとして残るものは何もない。
でもきっと空虚なものではなくて、それこそ私にとっては「かけがえのない財産」だと思う。
ありがとう、と心から。
さようならはまだ少し先になりそうだけど。
私もちゃんと頑張らなきゃだね。
本当に出会えてよかった。
JUMPが心にいるだけでなんだか出来そうな気がするんだよ。ちょっと強くなれそうな気がする。
変わらないために変わり続ける君へ。
私も負けないように。