きらりと、儚く

忘れないよずっと

8人だった頃に書いた日記、8人になる時に書いた日記。

2020.11.3

アラフェスを観た。嵐のおかげで JUMPファンとして勝手に覚悟がついたというか、SNS等に関して嵐がつくってくれた道を進むのなら怯えることはないのかもしれないって思った。

ブルーノマーズに米津玄師、バックの演奏に新日フィルを取り入れる嵐がもうすごすぎて、ただただ引き込まれることしかできなかった。嵐の身の丈にあっている気がするから、こんなにハイクオリティのものを見て素直に感動できるんだと思う。新国立競技場で歌うことも、壮大な演出も、上質な芸術も、これは嵐にしかできない、他のどのジャニーズにもできないものだと思った。

だから、それと同時に次々と若手クリエイターとタッグを組むJUMPはすごく頭が良いと思った。めちゃくちゃ良いじゃんって、今さらだけど。嵐は嵐なりのやり方を。JUMPはJUMPなりのやり方を。こうやって、JUMPもきっと新しい可能性や景色を模索して、ファンに見せてくれようとしているんだろうなって思った。嵐を目標に、いつか世界を視野に入れる日が来るのなら、やっぱり圭人のやってることには意味がある。圭人が新しい扉を開いてくれるのかもしれない、個々の強みや好きなものを生かす仕事が増えてきた。いつかきっと再び集結した9人は無限大だと思った。

そんな彼らを信じていたい、って嵐が思わせてくれた。

 

2021.1.20

Hey!Say!JUMPのファンになって6年ほど経った。好きになった当初、一緒に話したり盛り上がっていた私の周りの人がほとんどいなくなった今、私自身もいつまで彼らが好きなんだろうと考えることが増えた。SNSを見ていると、もう私は彼らに“夢中”ではないと思うようになった。だけど、何故だろうと思うけど、私は未だにHey!Say!JUMPが大好きなのである。毎年 自分の気持ちが穏やかになっていくこと、何も調べない環境になれば離れられそうなこと、そんな気持ちに気付いてはいるけど、私は変わらず今日も9人のHey!Say!JUMPが大好きだ。そうやって心が言っている。

この数年、彼らがファンを不安にさせた代償は大きいと思ってる。ただのファンの端くれの嘆きだ。誰も気にすることはない。だけど、例え圭人の決めたこととはいえ、それを了承し背中を押した8人の決断が今、ファンを不安にさせているのは事実でそれを彼らは分かっている。友達でも家族でもない、ただの仕事仲間ではない もっと深いところで繋がったJUMPが私は好きで、だから圭人が留学したことも、まだ帰ってきていない今も、何を言ったってそれがHey!Say!JUMPの道だったと思っている。きっとこうなる運命で、普通に帰ってきてまた9人で歩き出す日を私はまだ信じて疑わない。私はいつまでも夢を見てるピーターパンタイプの人間だから。

でも不安だったよずっと。圭人の話を当たり前のようにたくさん聞きたかった。いなくなってから今日まで、8人のJUMPに慣れた日はなかったし、ずっと9人が揃う日を待っていたよ。

 

2021.1.21

久しぶりにいたじゃんの滑り台企画で笑いたくなって見てたら、「個人的なお仕事でグループに貢献したい」「それができてからやっとグループのことを考えられるのかな」「自分きっかけでHey!Say!JUMPを知ってもらえたら」って言ってて、3年前と言ってることが全然変わってなくて胸がぎゅうううとなった。視聴者を楽しませることや一大事を解決すること以上にメンバーを楽しませたい!って(「やっぱりそれは視聴者の皆さんが一番だと思うよ?」ってやまだくんに怒られてたけど笑)、なんかちょっとしっくりきちゃった。圭人はメンバーが何よりも好きだったんだな〜と。ファンのことはどう思ってるんだろう、本当に見えてる?って思ってしまったりする時もあるけど、メンバーに認めてもらいたくて、グループに貢献したかったんだよなあ。そうだよなあ。

お正月は12日連休、3日ぶりのお仕事、次の仕事は1週間後…ってやっぱり苦しかったよね。

 

2021.2.12

smash.のFab-ismメイキングで、やまだくんが「一人留学してるけど9人で縦型なんて並んだら狭いよね」みたいな話をしていて胸がぎゅっとなった。当たり前に9人だし、今ある仕事もいつか圭人が揃って9人でやることを考えているんだなと思うと嬉しくて切なかった。いなくなって2年半くらい経ったけど、まだこんな気持ちになる。8人に慣れることなんてないし、圭人あってのHey!Say!JUMPだよ。ファンも、メンバーも。圭人も同じ気持ちだといいな。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

2021.4.5

なーんてね、だよね。

 

 

Fabのオープニング映像のようなものがYouTubeに流れて、なんか9人いる?みたいになって、なわけないでしょ〜ってなりつつもなんだかんだみんなの頭にきっと圭人がいた日。漠然とどうしてるのかなあ今 なんて思って過ごした日。

留学を発表した日とは違う形式的な文章のFCメールが届いて、期待と不安、半々だった。まだ期待してた。まだ信じてた。2年半、信じて待ってた。

9人がいた。すでにもう懐かしさよりは、見慣れない感が強かった。でも9人がいた。圭人がいた。JUMPがいた。表情で察しはついた。あぁだよね、って。涙は出なかった。予想の範囲内だったから、どこかで覚悟してたことだから、もう2年半も前のことだから、悲しいことに8人のJUMPにもう順応してたんだなって気付いた。そこで、気付いちゃった。やまだくんがコメントをしてくれた。8人の空気が優しかった。私の心は荒んでた。泣いた。声を出して泣いた。いらいらした。本気で、馬鹿だと思った。必ず後悔するよと言いたくなった。でも8人は優しい顔をしてた。誰よりもいちばん圭人を知ってる8人がもう受け止めていたの。もう歩き出そうとしていたの。知らないうちに、私はもう随分と後ろを歩いていたようで。

 

グループに貢献するために留学へ行くと語ってくれたあの日、いつものように眉間に皺を寄せて不安そうな顔をしていた圭人。

最後のMステ、今まで他のグループで見てきた脱退していく人のような清々しい表情ではなく、今にも泣きそうな既に後悔していそうな圭人の顔に安心感を抱いた。圭人はきっと帰ってくるんだって思った。

2018年8月31日、うるじゃん。最後の圭人のラジオ。H.our Timeを弾き語りしてくれて、夜中に泣いた。本当に最後なんだと実感した。圭人のいない明日を想像できなかった。ただひたすらに声を出して泣いた。

翌日9月1日、けとぴが更新された。8月31日と9月1日は別世界になるのだと思っていた。そこで線引きされるように私が見る世界は変わるのだと思っていた。だけど、繋がっていた。けとぴが更新された。留学後もけとぴを続けられますって言ってた。8月31日はただの昨日で、9月1日はただの今日だった。圭人って本当に普通に帰ってくるのかもしれないって思った。思っていたよりも気持ちのいい9月の始まりだった。

 

そこから不定期ではあったけれど、けとぴは更新された。圭人は優しかった。変わらずに優しかった。

だけどいつのまにか、気付いたら、圭人は清々しい表情をするようになってた。演技の話を楽しそうに、新しい夢について話すようになったんだ。たった数年しか見てない、2回しか直接会ったことはないけれど、分かった。圭人は自信がついたんだなあって分かった。楽しそうだなあって感じた。楽しいんだろうなあって伝わった。分かった。知ってた。気付いてた。覚悟してた。でも待ってたよ、今日まで、馬鹿みたいに待っていたよ。

 

思い出そうとしてもなかなか思い出せなくなっていたの。思ったよりも懐かしさは湧き上がってこなかったの。あの日、目の前で踊っていた圭人の記憶はもう薄っすらとしていたの。それが2年半経ったということだと思う。悲しかったよ、圭人がいなくなることと同じくらい、そんな自分が悲しかったよ。圭人への怒りと同じくらい、自分にショックを受けた。

 

放心状態だった。真っ白になった。無感情だった。受け入れられない信じられない、というよりは虚無感や喪失感に近い。

 

最後なんだ。最後にステージに上がるんだ。JUMPで話し合ったんだ。そっか、そうなんだね。

 

圭人がいなくなったら私はJUMPから離れるのかなと漠然と思っていた。大好きだけど、分かんなかった。9人のHey!Say!JUMPを好きになって、脱退なんて経験したことないから、どういう気持ちで応援していけばいいのか単純にわからなかった。圭人に向ける目も、8人に向ける目もわかんなくなってしまいそうだった。だから、私はそのものを離れることになるのかなと思ってた。それはまだわかんないな、8人のJUMPに慣れている自分に気付いてしまったから、ますます分からなくなった。

 

11日、私、人生で初めてミュージカルを観に行くの。那須雄登くんのね、魔女の宅急便をね。すごく楽しみなの。高いなって思ったけど1万円以上払って、初めての経験をしてくるんだよ。オーラスが観れないのは気になったけど、初めてにワクワクしてたんだよ。でも、圭人のせいで本当に気が気じゃなくなってしまう。私の初めてをもっと真っ直ぐに楽しみにさせてほしかった。どうしようかな、11日。買うんだろうな。見れるか分からないのに、買うんだろうな。ミュージカルを見ながらJUMPのことを考えてしまうんだろうな。

 

この2年半も変わらずHey!Say!JUMPを守って、新しい試みにたくさん挑戦して、劇的な進化をしてきて、好きなことを仕事にして、個々の力をつけて、そんな8人にすら嫌な感情を抱いてしまう。そんな自分が一番嫌で、嫌で嫌で仕方ない。

 

圭人が大好きだったよ

Hey!Say!JUMPが本当に大好きだったよ

 

2021.4.6

初めてこんなに寝れなかった。

圭人は、男 という言い回しをよく使う。圭人はそういうふうに育てられてきた人なのだと感じることがある。幼い頃に一人でイギリス留学をし、一人っ子で過ごし、父親であり目標とする人が同じ事務所にいる。圭人はそういう環境で育ってきた人なんだと思う。

2018年8月31日と9月1日は ただの昨日と今日に過ぎなかったのに、4月5日と6日はあのとき想像していた通り、線引きされた別世界だった。世界は変わらずに動いている。交通機関のなかでは前向きな気持ちでJUMPの曲を聴けるし、友達と会って冗談を言ったり笑ったりする。けど、ふとした時に無になる。泣いてる。

 

忘れたくない。もう忘れかけてる9人の記憶を、再出発を信じ続けた2年半を、これ以上忘れたくない。昨日見た9人が並んだ姿を、笑顔を忘れてしまうくらいなら離れたい。ここで全てを終わりにして、宝箱にしまっておきたい。記憶を更新して、過去の日々を忘れていきながら、8人を応援していく勇気がない。

 

2021.4.7

脱退という字が加わるだけで、急にJUMPが悪く言われているようで、文面ではなく9人並んで動画を出してくれて、Hey!Say!JUMPとしての最後の活動を見せてくれるなんてそんな簡単なことじゃないと思う。ギリギリまで有観客に拘った理由のひとつでもあったのだろうか。JUMPが何度も何度も話し合った答えを、数日で理解して受け入れるなんて到底無理で、よし 応援しようと前向きになれた数時間後には悲しみに溢れていて、そういうのを繰り返しながら、理解していくのだと思う。Fab! -Music speaks.-は、おとぎ話という世界観に拘った本当にハイクオリティなアルバムで、Fab! -Live speaks.- は、Hey!Say!JUMPのコンサートだ。それを観て、9人のステージを観て、きっととんでもない量の感情が溢れて、でもそのひとつひとつを受け止めて答えにしたいと思う。その時に感じたことがきっとすべてだと今は思っている。

 

今まで感じたことないくらいの不安。どこかに気持ちを書いていないとどうにかなりそう。

 

2021.4.8

シャッフルで聴いてたらペトラが流れてきて、朝から胸が張り裂けそう(自爆)

 

2021.4.9

嘘をついてJUMPで在り続けるのも違うなと思った。優しい優しいと言われ続けてきた圭人。ファンへの優しさはどんなものがあったかなと思い出してみたけど、すぐには思い出せなかった。圭人はメンバーが大好きなんだ。そんなこと知ってた。圭人はHey!Say!JUMPとメンバーが大好きだったんだよなあ。